このページに辿り着いたということは、WEBエンジニアの方で将来についてお悩みの方でしょうか?
私も30代前半は大いに悩み、悩んだ挙げ句に行動してみたら現在のようなエンジニア大家になってしまいました。
30代webエンジニアに将来を見据えて考えて欲しいこと
毎日忙しくてただ漠然と働いていらっしゃるかもしれませんが、30代はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
私は30代中半の時に動いていたから今があると思っています。
資産形成という面ではまだ道半ばではありますが、着実に増やせている自負はあります。
私は以下を提唱します。
- 将来どうなりたいか、どうなっていたいかを想像してみる
- そのためどんな準備が必要かを考察する
私の場合は大きく分けて2つの道があると当時思いました。
- webエンジニアを生涯まっとうする
- webエンジニアを軸に他のビジネス収入を得る
前者の場合はひたすら技術を身に着け、突出した存在になっていただければ重宝されると思いますし、食いっぱぐれることはないでしょう。
私の場合、後者を選択しました。
そしてビジネスは不動産賃貸業をはじめました。
不動産投資は銀行融資が必要なビジネスなので、フリーランスのwebエンジニアで少しでも収入を上げ、余剰資金は貯蓄またはビジネスに投資し、できるだけ節約した生活を心がけるようにしました。
- 収入を上げる
- 投資をする
- 節約する(支出を下げる)
上記の結果、金融資産を増やし、フリーランスエンジニアを3期黒字で継続することで審査の土台に乗ることができました。
結果として銀行から評価を得ることに成功し、不動産投資の融資を獲得しました。
逆に言えば、銀行から評価を得るためにエンジニア業を頑張っています。
それこそがモチベーションに繋がり、40代の今でもwebエンジニアを継続できております。
以下、webエンジニアを軸に他のビジネス収入を得るまでに至った経緯について述べたいと思います。
エンジニア35歳限界説に怯えた
私が30代前半の頃はこの言葉に怯えてましたが、
結論から言うと、これは嘘でした。
35歳でも十分活躍できるし、35歳でも仕事はあります。今のご時世、圧倒的にエンジニアが足りてませんからね。
そしてさらに、私の場合、以下の2点で悩みました。
- 35歳位から仕事のモチベーションが低下した
- 35歳位から他の道を模索したくなった
そのことについて深堀りします。
35歳位から仕事のモチベーションが低下した

まずこれですが、頭が追いついていかない、という話ではありません。
エンジニアに限らずですが、技術職の人間は経営・企画・管理職の側から「指図」されて働きます。
この常に人から命令される側の職種であるWEBエンジニアにとどまり続けることに違和感を感じてきます。
例えば、経験の浅い人から指示された場合に「こんなことやっても無意味なんだけどな」とか、また納期を短くされた場合は「どーせ後でバグ対応で時間とられて結果納期が伸びるんだよな」と、十分に経験も積んでいるので近未来が予測できちゃうので、指示のとおり動くのがバカらしくなる時が増えました。
また、歳下の人から指示されることも増え、それに違和感を覚えます。
本来年齢は関係ない話なのだけれど、歳を重ねたら指示を出す側だと思っていたこともあり、さほど優秀でもない年下の人間から(本人は意識なくても)偉そうに指図されることに苛立つことがありました。だって人間だもの。
仕事のモチベーションが低下した原因
なぜ自分は指示される側の人間として働くのが嫌だったのか、最近わかるようになりました。
「戦略」と「戦術」が階層構造になっていて、「戦術」などのスキル発揮する人は「戦略」に該当するビジネス方針・仕組みづくりを行う人に勝てないという大原則があるのですが、

自分はその「戦略レベルの人に勝てない」ということにとてつもない苛立ちや絶望感を持っていたのだと思います。
戦略・戦術についてですが、軍事的にはクラウゼヴィッツの戦争論、エドワード・ルトワックの戦略論といった本で詳しく書かれていますが、
ビジネスレベルですと奥山真司さんの本がわかりやすいと思います。
この考え方を知ってから、webエンジニアだけをやっていと上の階層に行く手段はないのだ、と思うようになりました。
35歳くらいから他の道も模索したくなる

上記に関連しますが、いつまでもこの仕事やってて良いのか・他に道はないのか、と模索したくなります。
「ある程度歳を取ったら管理側に回るものだ」と若い頃の思い込み、
つまり、前述の「戦術」側の人間から「戦略」側の人間に必然的になるものだと思いこんでいました。
ですが、ずーとこのまま「戦術」(下請け)みたいなことを40歳、50歳にもなっても続けている自分が想像できなかったのです。
もちろん、技術大好き!、プログラミング大好き!、という方は現状維持で良いと思います。
ですが、自分は技術もプログラミングも好きだけれど、それ以上に「戦術」だけをやり続けることにとても不安を感じたわけです。
フリーランスエンジニアになった
某上場企業の会社員だった自分は会社を辞めてフリーランスエンジニアになりました。その意図は以下です。
- いろいろな現場を経験して自分の技術力を高める
- 会社員ではなくフリーランスなので副業の制約はないので様々なことにトライできる
会社員時代は7、8年やってきたwebサービスの開発・運用保守で、開発が安定した後半の3、4年は特に新しいスキルが身につく環境ではなく、技術屋としては腐っていた状態でした。
はっきり言ってしまうと、毎日出社はするけど実労はほぼなく遊んでいただけでした。(今思えば羨ましい環境です笑)
それでフリーランスになったら収入は1.25倍(会社員時代にかなり貰っていたのでさほど増えず)で、技術力はとても向上したと思います。
投資家が集まる海外不動産視察ツアーに参加した

これが人生を変えるくらいかなりショッキングな出来事でした。
FBで知り合った方が主催したフィリピンの不動産を視察するツアーに参加しました。
当時フリーランスになったばかりでしたが、平日の休みに融通がきいたので参加することができました。
このときの目的は以下です。
- 金持ちと知り合ってその思考を知りたい
- あわよくば仕事を得たい
で、実際にお金持ちはいました。
それでショックな事に、なんとツアー参加者20名全員が自分よりも稼いでおりました。
会社員の方もいましたが、その方の副業の利益ですら私の本業の方が少なかったです。
一番若い20歳の男の子の年収が3千万だったのもショックでした。
なんなんだこの人達。。。
実は私、会社員の頃、全社員の中で一番評価が高かったのです。
20代後半には月50万以上貰ってました。
当時まだ上場前のベンチャー企業だったので社員が皆若く、自分が上の年齢のゾーンなので給与が高かったということも要因ではありましたが、
「俺ってイケてる社会人!?」
なんて思っていました。
このツアーに参加したことで、そんな自分の鼻っ柱をへし折られた感じがしました。
井の中の蛙って怖いです。
「とにかく今のままじゃダメだ!」
「何か未来に向けて動き出さなくては!!」
と不思議なくらいに強く思うようになったのでした。
帰国後に不動産投資セミナーに参加
そのツアー中に不動産で儲かってる方と知り合いました。
他にもアフィリエイターや輸入事業をやってる方もいらっしゃいましたが、お話を聞いているとなんとなく不動産投資が一番自分にしっくりきました。
帰国後にそのツアーで知り合った方の不動産投資セミナーにお金払って参加しました。
- 金持ちと知り合ってその思考を知りたい
- あわよくば仕事を得たい ⇒ こっちがお客になってしまったw
その後、本業の傍ら不動産について勉強し、それから派生して銀行融資、税金・確定申告、法人設立といったところまでに及びました。
その後紆余曲折ありましたが、フリーランスになってから最初の不動産を購入するまでに丸2年かかってしまいました。
現在ではアパート2棟、戸建て1戸を所有してなんとか賃貸経営を行っています。
ちなみに不動産の勉強は一回2時間程度の単発のセミナーを数回参加したのと、WEBによる独学だけでした。
そんな学習方法だったので私が不動産を取得するのに2年もかかりましたが、多少なりともお金を払って投資家にサポートしてもらったほうが早く確実にスタートできると思います。
webエンジニアと不動産賃貸経営の2足のわらじ

不動産賃貸の利益はまだまだ本業の半分以下ではありますが、日々の生活の活力になっております。
また、大家さんのお友達も増え、「戦略」レベルの話をできる場ができました。
普段webエンジニアをしてる時は「戦術」の話しかできてなかった自分にとって、大家仲間との会合はとても楽しい時間になりました。
ここまで来ると、それまでよく遊んでいた友達が疎遠になってしまいます。
普段から金の話ばっかりするのでドン引きされてるカモw
あとがき
私自身、まだまだ道半ばです。
他のブログ等で成功されている方ように労働から開放されてノンストレスな生活を送っているわけではありません。
今も労働収入がメインの現役エンジニアで、少しずつビジネス収入を伸ばしている過程の人間です。
ただ、一歩動き出した人間としてお伝えできる話もあると思いこの記事を書きました。
webエンジニアの方で将来に漠然とした不安がある方は私の真似をしろとは言いません。
何か改善するキッカケになっていただければと思いますし、
毎日少しずつ動けば年単位で見るとかなりの変化になると思います。
また、webエンジニアにこれからなりたい方は、こんなやり方もあるんだなと思っていただければ幸いです。
>>【TECH::EXPERT】エンジニアスクールweb申込み
>> ITCEアカデミー|エンジニアスクールの無料カウンセリング参加
>> 自宅で学べるオンラインのプログラミングスクールのお申込み【TechAcademy】
