こんにちは、エンジニア大家です。
今となっては二足のわらじを履いてますが、元々はwebエンジニア一本で生きておりました。
その肩書は会社員だったり契約社員だったりフリーランスだったりしてました。
子供の頃になりたかったわけでも、大学で学んだわけでも、新卒で採用された職種だったわけでもありません。
ただただ、そのポストが空いていたからwebエンジニアになったというだけです。
こんな簡単に、何の準備もなく、ちょっとした経緯でなってしまった職業に私は大いに労力を投入し、所得を得てきました。
それは苦しくもあり、楽しくもあり、一言では言い表せません。
今回はwebエンジニアになって良かったこと悪かったことをざっくりとお話します。
これからこの職に就こうと思っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。
webエンジニアやってみてよかったか???
いきなり結論話しちゃいますが、
もし何の資産もなく学歴も並でサラリーマン家庭に生まれ育った人間なら選択しても良い職業の一つ、
かなと思ったりします。
未経験で入社したけど給料増えた
未経験なのに給料が増えるっておかしいですよね?
これにはカラクリがあって、ただ単に前職がひどすぎただけのことですw
私は大学でデザインを学んでいたので、その流れでとある小さなデザイン事務所に就職しました。
大学で勉強してインターンも経験した上で月給18万程度(週3日徹夜、休みは日曜だけ)でした。
それでも夢があったので4年頑張りましたが、4年経った頃には「もういいや」と諦めの境地に至ったわけです。
このデザイン事務所の最後の月給は20万でしたが、誘われて入ったIT企業で最初から22万もらえたのには驚きました。未経験なのに。。。しかも残業はやっても2時間程度でかつ土日祝休み。
「俺の4年間はなんだったのか!?」なんて思ったりして。
理不尽さは職場・上司による
これから「対人」という観点で述べます。
webエンジニアとなって一番苦労したのは機械ではなく「人」でした。
他の職種の人の無知・無関心
まず当然ですが、技術的なことを全く知らない人が世の中に多すぎます。
なので、10日かかることを平気で「1日位でやって」みたいなこと言ってきます。
それでもねじ込まれて6日という期間を与えられて、それをすぎると当然の如くキレられます。
で、罵声を浴びながらなんとか完成させましたが、
その仕組が実際に使われたのは2年後でした!
みたいな話が一回や二回ではなかったですw
このエンジニアに対する「できなかったペナルティー」(罵声や文句や評価・査定のダウン)は大いにあるけれど、
指示を出した側の「2年間使われなかったペナルティー」に関しては比較にならないくらい小さいのが現実です。
結局はエンジニア一人がサービス残業して仕上げた労力なので、「そもそもコストゼロ」という考えのようですね。
この手の恨みつらみは死ぬほどあるので、別の機会に書きます。
評価
仕様という観点で述べますが、かゆいところに手が届くような機能は手間暇もかかります。
なので、企画する側が提唱するサイトって結局それなりに工数がかかるのですが、その辺を無視して来ます。
彼らも自分の提案を評価してもらう必要があるので、仕方ない部分ではありますが、、、。
となることが多いです。
私が開発したサイトの多くを企画していた人間は後に社長になりました。
私は平社員のままその会社を辞めました。
ですが、私の給料は後に社長になった企画した人よりも毎月10万以上多く貰っていたようです。(良い話も載せておきます)
出世はしないけど金は得やすいのがwebエンジニアようですね。
技術の発展
同じ言語でもバージョンが新しくなったり、フレームワークが変わったりするだけでなく、
プログラミングの実装のやり方も新しい概念(デザインパターンやドメイン駆動設計など)を取り入れた記述に直させられたりと、
それまで良しとされていたプログラムの書き方が否定されたりします。
面倒なことに新しい開発から適応させればよいだけでなく、古い部分もさかのぼって対応させられることが頻繁にあります。
その度に増えてしまった膨大な作業量のことを思うと気分が非常に落ちます。
チーム開発
バックログなどでチケット管理しながら作業を行うことが多いと思いますが、便利な反面会話がテキスト中心になりますので、
書き方が気に食わないと殺意が生まれてきます。
僕は古い人間なので対面で仕事をしたほうが(多少効率悪くても)円滑な気がしますが、
今の御時世だと無理そうですね。
なので、こういった環境も向き不向きがありそうな気がしてます。
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、
もし何の資産もなく学歴も並でサラリーマン家庭に生まれ育った人間なら選択しても良い職業の一つ、
と思ったりします。
なんと言っても貰える給料は他の職種に比べても高いです。
フルコミッションの営業でもなく、くだらん飲み会や誰かに媚びる必要もなく、20台後半で月給50万以上貰える職種として選択する価値はあると思います。
もちろん向き不向きがあり、一生同じ職種で過ごすのも難しいと感じる人も居ることでしょう。
私のように根っからのギークではない人間は他の分野への興味が湧き出ることもあります。
なので、将来のことはわからないのでひとまずwebエンジニアになってしまい、
後から軌道修正をしていけば良いという想定でOK!だと思います。
20〜40歳台前半までに稼ぎつつ、他の収入源を模索してください。
そして何もアイデアがわかない場合は、誰でもできる不動産賃貸業へシフトしてください。
私もその一人ですw