こんにちは、エンジニア大家です。
もうそろそろ2019年も終わりですね。
来年の2020年といえば、プログラミング教育が小学校で必修化されるそうですね。
参考 小学校プログラミング教育の手引文部科学省ブログを書くようになってから一応いろんなネタを集めるようになったのですが、
小学校教育での必修化という話に若干違和感を感じてしまいました。
プログラミング教育は高齢者にこそ必要では!?
もうタイトルで結論書いてますが、高齢者にこそ必要だと思います。
エンジニア大家
具体的には65歳以上のリタイヤ層と、
高齢者ではありませんが55歳以上の10年以内にリタイヤする層にも、
それぞれ違う目的で学んで欲しいと思いました。
65歳以上のリタイヤ層
私の両親もこの層ですが、高齢者は「原理がわからないもの」を触りたがりません。
PCやスマホに関して苦手意識を通り越して恐怖心があるようです。
(さらに自分の思い通りに行かないと「このバカ!」と道具に当たりますw)
PCに慣れるという目的もありつつ、プログラミング教育を受けてもらって、
「命令したとおりにしか動かない」という原理がわかれば、少しでも恐怖心は消えるんじゃないかなと思います。
もちろん、多くの高齢者には焼け石に水かもしれません。
100人のうち1人でも改善されればいいなという希望です。
それで、同年代の人同士で教え合うような波及効果も期待しております。
そしてこの層の人には以下のスキルを最終的に得て欲しいです。
- パソコンの基本操作(起動・終了、アップデート、パスワードの管理、アンチウイルスソフトの利用)
- ネット検索
- ネット決済
- SNS利用
つまり一般的な利用ですね。生活が相当便利になるはずです。
逆ギレ
余談ですが、うちの親はPCやスマホの操作がうまくいかない時、最終的には
オトン
と子供に作業をぶん投げる始末です。
以前、PCののセットアップを手伝った際に自分が変わりにパスワードを設定してさしあげて、後日そのパスワードをお忘れになったオトンの機嫌が悪くなり、
オカン
となぜかオカンに怒られてしまいました。
学ぶ機会がない
何年か前に母が、
オカン
と漏らしていました。
パソコンを勉強しようと思ってハローワークで職業訓練校に入校しようと相談したところ、
ハロワの職員
とキツい言い方で切り捨てられてしまったようです。
国は高齢者人材の活用なんて言ってるのなら、もっと学ぶ機会を創出すべきです。
取り残されたリソースの利用
真面目な話、高齢者でITに疎い人は世間に取り残されていると思います。
キャッシュレスだったり、Uber Eatsといったサービスはお年寄りにこそ必要だし使えたほうが絶対に便利です。
そしてこの人達のIT化をしてくれたら日本の国内消費がもっと増えるはずです。
それに高齢者はTV・新聞の情報を鵜呑みにしてしまうのでネットの情報に触れてくれたら、世論や選挙結果が変わってくると思います。
大多数を占めているのは彼らですから。
なので、この方々の知見が広がればメディアの嘘が通用しなくなり、日本の政治がより良くなってくれるはずです。
55歳以上の現役層
この人達にはWEBサービスの「仕組み」を理解してもらいたいです。
- WEBの仕組み(ドメイン、DNS、サーバー)
- サーバーの仕組み(WEBサーバー、DBサーバー、サーバーOS)
- プログラミングとは?(できればHTML・CSS・PHPの簡単な実装までやってもらいたい)
55歳以上の会社や社会的立ち位置が上の人と仕事を一緒にする際に、
ITに疎いとどうしようもないことがあります。
自分も度々このブログで書いてますが、仕事の打ち合わせで話が噛み合わなかったり、
説明しても理解を示してくれなかったりします。
65歳以上とは違って、ネット決済とかSNS利用とか通常の事は一通りできるのですが、
それがゆえに
オッサン
という錯覚なのか驕りなのか、やたら強気なオッサンが多い気がします。
あと、これまでの人生で成功した自信も加味されて、上から目線で物言いをしてきます。
特に最初の方針を決めることがどれだけ重要なことかを理解してもらうため、あえて実装者になってもらい、「完成直後の仕様変更」を味わってもらいたい。
(急激な血圧上昇で死ぬかもしれませんが😁)
まとめ
- 高齢者にこそプログラミング学習は有益
- 真の狙いは置いてきぼりを食らっている高齢者をなくすこと
- 55歳以上の層は現役で働いている人々の足手まといにならないためにもプログラミングを勉強してほしい
子供の教育について
逆に小学生が不要とまでは言いませんが、子供はもともと好奇心旺盛で吸収が早いので自分の頭で考えて「なんとなく」内部の仕組みをまでも理解できるハズです。
というのも、私は3歳のころに父親から「ポケットコンピューター」という1980年代に少し流行った商品を時々借りていましたが、説明書がなくても自分で使い方を理解してマインスイーバーみたいなゲームをやっていました。
あの時なぜ使えるようになったか今では不思議ですが、トライ&エラーを繰り返してまさに「体得」したような記憶があります。
小学生の能力向上を目指すという点では賛成です。
ただ、国がやるようなプログラミングの学習内容の質にははなはだ疑問があります。
私の時代でも中・高・大で「パソコン学習」のような授業が少しありました。
大学は選択授業で半年間受講したので「それなり」に課題ややることがありました。
中学・高校だと「パソコン学習」という特別学習がありましたが、ただ起動して簡単な計算式を打って結果が得られたら「よくできました」で終わったような気がします。
これだけのために学校はエアコン完備の教室と40台のPCを用意していました。
今思うと金の無駄使いとしか思えませんでしたので。