ども、エンジニア大家です。
webエンジニアやりながらアパート経営してます。
皆さんは「チーズはどこへ消えた?」という本をご存知でしょうか?
以前から読みたかった本でしたが、やっと重い腰をあげて読むことができました。
私としては、「webエンジニアのチーズはどこへ消えた?」という想いで読書していました😁
自身のエンジニア歴に照らし合わせて感想を述べたいと思います。
(webエンジニアの)チーズはどこへ消えた?
私はwebエンジニアなので、その切り口でモノ申しますが、
すでにwebエンジニアとして働いている人だけでなく、これからwebエンジニアになりたい人にも有益な書物だと思います。
それぞれのステージの人の心に響く内容だと私は思います。
若干ネタバレ感はありますが、本書を読んでいただいたらより一層楽しめると思います。
以下、本書の大事なキーワードを紹介しつつ、レビューしたいと思います。
チーズを手に入れたら幸せになれる
自分がエンジニアになって一年で給料が倍になった頃を思い出します。
ベンチャー企業の初期の社員だったので、役員を除き自分が最も良いポジションだったので、
大変ではありましたが、不思議とストレスなく充実した日々を過ごしていました。
- 自分の裁量で仕事をやれていた
- 役員と密に連携して仕事をしていたので命令されている感覚がなかった
- 人数が少なく一致団結していたので人間関係ストレスも皆無だった
なので、この頃はとても幸せだったと思います。
私にとって最初のチーズは「成長過程のITベンチャー企業でのwebエンジニアのポスト」でした。
とりあえずwebエンジニアになってみたい方向けの記事です↓
自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる
時は流れ、その企業は上場企業に買収されまして、新しい経営者がやってきました。
それに伴い、良いポジションで働いていた自分はそうではなくなってきました。
それでも私は会社にしがみついていました。
今思えば、他の企業に移ったほうが明らかに待遇が良いとわかっていても、私は引き続き会社にしがみついていました。
すでに「良いチーズではない」という事実に直視できなかったのです。直視するのが怖かったとも言えます。
未経験でwebエンジニアに転職をしたい方向けの記事です。よろしければご覧ください↓
変わらなければ破滅することになる
取引先企業の仲の良い担当さんからのタレコミで知ったのですが、「私が所属していた部署」をまるっと他社へ売却する計画があることを知りました。
実際にその計画が実行された後に知りますが、売却先企業に移った社員の話だと、ひどい扱いを受けたとのことです。
給料が下げられたり、残業を延々と點せられたりと。
結果論ですが、まさに変わらなければ破滅することになっていた状況でした。
それをなんとなく察したのか、自分は会社を退職して客先常駐エンジニアとなりました。
エンジニアとしてもぬるま湯に浸かっていた事による危機感があったので、技術力向上のために修行に出ることにしました。
フリーランスエンジニアの案件の取り方に関する記事です↓
もし恐怖がなかったら何をするだろう?
前述の「変わらなければ破滅」という状況を察していたので、私の場合は不思議と「恐怖」が消えていました。
恐怖がない状態だったら何でもできます。というか、仕事に限らずスポーツでも恋愛でもビビってたら動けないです。
突き動かすものは「覚悟」じゃないかと私は思います。
覚悟があれば恐怖は消えるか、小さくなります。
常にチーズの匂いを嗅いでみることそうすれば古くなったのに気がつく
しがみついていた会社のビジネス(webサービス)、自分の役職と役割、webの技術、全てが世の中の潮流と比較して遅れていました。
大企業だから他の事業からの補填で我々は生かされている、という情けない状況だったと今は思います。
とどまったらヤバい状況になると悲しいくらいにわかっているのに「恐怖」が勝っていて行動を起こせない自分がいました。
チーズが古くなったことに気がついていたけれど、「覚悟」ができていなかったようです。
新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる
これも結果論ですが、今ならはっきりと理解できます。
でも若かりし頃の自分には「恐怖」が先行していたことでしょう。
動いて動いきまくった挙げ句に「チーズ」はたしかにありました。
でも「動く」ためには「覚悟」が必要で、自分はそれを身につけるまでに「負」のエネルギーを貯める必要がありました。
給料が下がった、経営者からいわれのない非難を浴びた、他社の方から良からぬ情報を聞いた。
読書で「覚悟」が決まるとは思えませんが、覚悟した後で読書して「決断は正しかった」と思える内容だと私は思います。
古いチーズに早く見切りをつければそれだけ早く新しいチーズがみつかる
これも今思えばそのとおりと思います。
決断は早いに越したことはありません。
でも「覚悟」ができるまでに時間は必要です。自分としては最適の時間で決断したと思います。
チーズがないままでいるより迷路に出て探したほうが安全だ
じっとしてるとネガティブな思考が頭の中をめぐります。
動いてると不思議とポジティブになれます。
やはり人間は動物です。「動く物」です。
動くとセロトニンやドーパミンといったホルモンが出ます。
従来どおりの探し方をしていては新しいチーズはみつからない
新しいチーズへ到達するためには日々の試行錯誤が必要です。
ときには誰かの助言も聞きつつ、結局は自分の判断で行います。
失敗は糧になります。次は以前よりもうまく行きます。
新しいチーズをみつけることができそれを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える
この境地に達するには少なくとも3度目の進路変更からではないでしょうか!?
進路変更も経験が物を言うと思います。
以前もできたから今回も大丈夫!と自らに言い聞かせることができるので。
早い時期に小さな変化に気づけばやがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
備え有れば憂えなし。
今の自分にはまだ自信ありません。難しいなぁ〜〜😭😭😭
この境地に達するにはどれだけの経験を積む必要があるのでしょうか?
株の大暴落だったら10年周期といいます。
10年前に失敗した経験が生きるのは10年後とは!?それまで株式市場で生き残る必要もありますね。
まとめ
- webエンジニアにとってのチーズは給与・労働環境・技術だと私は思う
- どれか一つでも欠けてきたら新しいチーズを探しに行きたい
- 「覚悟」ができるまで「負」のエネルギーを溜め込む必要がある
あなたはどう思われますか?是非読んでみて感想を聞かせてください。