エンジニア大家
webエンジニアをやりながらアパート経営をしております。
先日のことですが、食事中に舌先を誤って噛み切ったり、就寝中の歯ぎしりで舌側面を傷つけてしまいました。
その後一週間ほど痛くて食事はおろか会話も満足にできず苦労し、もしかして重大な病気なのではと自ら疑い病院を2箇所も行ってしまいました。
結局病気ではなかったのですが、色々と舌炎について調べたので記事にしました。
同じ症状でお悩みの方の参考になれば良いと思います。
一週間ほど舌炎で苦しんだ件
舌炎とは
舌炎(ぜつえん)とは舌の炎症の総称です。
舌も口の中にあるので、口内炎と言っても良いそうです。
原因は様々ですが、今回の自分のケースは外傷によるものでした。
しかしこれまで自分が経験した部分的な痛みとは違い、
舌全体が面的にピリピリしたり、
特に舌先と側面に尋常じゃなく酷い痛みが走ったりと、
単なる口内炎とは思えない症状でした。
考察
自分の舌とネットの舌炎画像を比較してみました。
舌表面・舌先に関してはヘルペスやカンジダっぽく見えたし、
側面は舌癌の初期症状にも見えました。
これはきっと重要な病気だと思って病院に行きました。
耳鼻咽喉科
発症後3日後に近所の耳鼻咽喉科へ行きました。
先生に舌を見せたところ、単なる外傷による口内炎と診断されました。
口内炎によく効くというビタミンBのカプセルと口腔軟膏を処方されて終了しました。
こちらの不安とは全くことなる診断に拍子抜けしつつ帰宅し、自分で軟膏を塗っておとなしくしていました。
皮膚科
発症5日後、前述のビタミンBも軟膏も全く効果なく、それどころか悪化してしまいました。
もう痛すぎて食事も喉が通らない状態になり、また舌の見た目もより舌先が赤くなって痛々しくなりました。
ネットで調べまくったら、ヘルペスやカンジダはもともと体に存在していて、
免疫が落ちたタイミングで暴れだすこともあるとのことでした。
そう言えば、最近不動産取引トラブルがあったのでその心労がたたったのか!?と思い、
ある程度確信を持って病院に行きました。
今度は都内の病院へ行きました。
人口が多くてたくさんの患者や症例を見ている病院の先生なら確信を突いてくれる筈だ!と症状改善の期待をいだきました。
ところがやっぱり、「口内炎」と言われました。
どう見てもヘルペスでもカンジダでも舌癌でもないとのことです。
納得が行かないけど帰宅し、言われたようにアズノール液でうがいし、
本来不要とのことですが無理やり処方してもらった痛み止めを飲んでおとなしくしました。
自己対策
口内炎だと言われて多少安心はしたけれど、痛みはそのままなので何とかしなければならず対策を考えました。
塩水うがい
歯医者さん兼ボクサーの方がyoutubeで塩水うがいをすれば一発で痛みが取れると言ってました。
上記の動画をそのまま試してみたところ、本当に痛みが消えたーーーーーー!!!
これは凄い!!!
これまでの痛みの正体は「浸透圧」だったと理解しました。
500mlペットボトルの水に4.5gの食塩を溶かすだけで作れる魔法の水です。
食事の後、歯磨きの後、うがいの後など、痛みが出るタイミングでこの水で口をすすげばかなり楽になりました。
舌磨き
口内環境を良くすることも必要だという主張も発見できたので、普段の歯磨きと糸ようじに加え、舌磨きを試してみました。
いつもなら歯ブラシで代用するところですが、それだと舌に傷ができるとのことで専用ブラシを使いました。
また、タンクリンという専用ジェルも使って優しくブラッシング。
舌先や側面は傷があるのでそれを避けるように舌苔を取り除きました。
白い舌苔が取れて見た目がキレイになりましたが、少し痛みが出たので先ほどの食塩水でうがいしたら治まりました。
効果の程はよくわかりませんので、単なる気休めだったかもしれませんがしばらく続けていました。
「口腔外科」受診のすゝめ
ちなみに舌全体や唇がヒリヒリする症状が出たら「口腔外科」が良いとのことです。
いわゆる歯医者さんですが、いきなり開業した先生ではなくしばらく大学病院で研究等をされた後に独立開業した経歴を持った方の方が良いとのことです。
なんとなく想像できますが、歯を削ったり型をとったりするのではなく、病気や症状を診れる人材がふさわしいようです。
もし次に同じ症状になった場合を想定し、近所の大学病院での実績がある先生がいる口腔外科を探しておきたいと思いました。
結果
1週間で痛みが酷い状態を脱し、日常生活に問題はなくなりました。
舌炎を含めた口内炎は酷い場合は食事や会話にも影響が出るとは思いもしませんでした。
今後は舌を噛んだらすぐに口腔ケアを行い、炎症にならないように努めたいと思います。
まとめ
- 軽い外傷による舌炎(口内炎)でも酷い痛みが一週間以上継続することもある
- 自己診察だと写真でヘルペスやカンジダや舌癌を疑ったが、医者は見ただけで100%違うと断定できた
- 口内炎だと口腔軟膏を塗布するのが有効だが舌の場合だとすぐに剥がれてしまうのであまり効果が期待できない
- 軟膏が取れやすい舌の場合はより保持力の高いパッチの方が有効とのこと
- 軟膏の効果が得られない場合、アズノールうがい液によるうがいで炎症部の痛みを軽減することができる
- 500mlの水に対して4.5gの食塩で作った塩水を使ってうがいすると良い
- 食事・歯磨き・アズノールうがいの後で上記の塩水を口に含んでうがいすれば痛みが消える!