エンジニア大家
webエンジニアをやりながらアパート経営をしております。
先日、大家仲間の集まりにてある参加者さんからこのような質問を受けました。
質問者さま
年式は、2005年、2012年、2017年、2020年(未使用)となっています。
賃貸に出す場合に残置物にせず全てオーナーの持ち物とした方が良いでしょうか?
どうしたら良いか迷っているのでアドバイスよろしくお願いいたします
こんな内容でした。
私はいつもエアコンの設備か残置にするかで悩みつつ、あまり深く考えずになんとなく決めていたのですが、
他の大家さんがどのような対応をしていたのか気になっておりました。
興味深い内容だったので記事にして周知させていただきます。
既存のエアコンは住宅設備か残置か!?
主な回答はこちら
エアコンの製造年が現在から「10年」以内かどうかで区切っているようです。
理由は10年以上前だと壊れる確率が増えるということ。
以下、回答の詳細です。
回答者A
回答者A
10年以内の新しいエアコンはしばらく使えるからオーナー所有です。
回答者B
回答者B
ガス会社使ってるなら壊れたら新しいのに交換してもらいます。(今回の質問者の物件はプロパンではないので該当せず)
回答者C
回答者C
自分のやり方
自分の場合、潔く全て住宅設備としていました。
やはり入居客付けの競争力を付けたいがため、エアコンのメンテも大家持ちにしたほうが絶対に良いと判断したからです。
しかし、エアコン故障って急を要するし修理費もばかにならないのですよネ。
火災保険の「電気的・機械的特約」の利用
火災保険には「電気的・機械的特約」というのがあり、住宅設備の電気機械の故障ならば保険が出ます。
例えば井戸水を組み上げるポンプだったり、浄化槽のブロワーだったり。
もちろんエアコン故障でも保険金がおります。
上の写真は所有してたアパートのリフォーム後の2019年に設置したエアコンが2020年夏に故障したときのものです。
ガスが抜けてしまったとのことで、冷媒管からやり直してもらいました。
こちらも保険請求して無事おりました。
上記は古いタイプのエアコンで、私が購入する前から設置されていたエアコンでした。
見積もり頂いたら案の定新設することになり、金額も11万を超えてしまいました。でも保険が出たので非常に助かりました。
「電気的・機械的特約」の注意点
ただし、10年以上古いエアコンになると保険会社によっては保険請求したとしても否認されてしまうという話も聞きます。
私の経験上、三井住友海上は古いエアコンでも問題なく保険がおりました。
(※2020年8月)
しかし東京海上日動は先日(2021年7月)、2017年度製のエアコンが故障したので請求したところ、
「今回は年式が新しいので保険金をおろします」
と意味深なコメントがあったので、もしかしたら古いエアコンだと否認されてしまうかもしれません。
「電気的機械的特約」に限らず全般的に耳にするのは、以前より保険が出る条件が難しくなりつつあるとのことです。
今後は壊れやすい10年以上の古いエアコンは残置物扱いにした方が無難じゃないかと思いました。
まとめ
- エアコンは10年以上古い型だと壊れる確率が高いので残置物扱いとして入居者に修理してもらったほうが無難
- 火災保険の電気的機械的特約は保険会社によっては厳しい対応をする可能性があるので注意が必要
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