ボロすぎて大工さんに逃げられた件

エンジニア大家

2022年1月に初めて競売物件を購入しました

蓋を開けてみれば雨漏り・傾き・シロアリの三拍子そろった築60年のボロ物件だったわけですが、

過去に依頼したことがある大工さんに今回もお願いして現場に一度来ていただきました。

その後半年近く待っても工事予定が入らず、こちらから問い合わせても日程が合わないという返答だったので、

空気を読み自ら大工さんを探しました。

そしたら素晴らしい出会いだったので記事にします。

 

ボロすぎて大工さんに逃げられた件

まず最初に断っておきますが、

「逃げた」という表現は「大工が逃げたほどボロい物件」ということを強調したくて使っています。

実際は逃げられたわけではなく本物件が遠い場所にあるのとその大工さんがお忙しくスケジュールが合わなかっただけで、

逃げたという事実はありません(たぶん)。

ですが、ここでは面白おかしく「逃げた」と書かせてください笑

いつもの大工さんが下見に来た

残置物撤去が終わったタイミングで来ていただきました。まだ3月の終わりくらいだったと思います。

物件を全体的に観てもらった感想が「これは時間がかかりますなぁ」でした😅

2階の床の傾きが結構あるとのことで、早速床下を開けていただきました。

床下はジャッキアップが必要じゃないかという話になりましたが「ウチにはそんな設備ないんだよなぁ〜」と嘆いてました

今思えば「この仕事は日程調整が難しいなぁ〜(受けたくないなぁ〜!?)」という空気を出していたと思います。

次の日程はまた連絡しますとのことでこの日は解散しました。

3ヶ月待っても連絡がない

しびれをきらしてLINEで連絡したところ、今やってる現場が忙しく休みなく毎日働いていて他からヘルプで人を呼んでいる状況だとのこと。

じゃぁ仕方ないよね〜ということでもう少し待ってみることに。

5ヶ月経過したがまだ工事の予定が立たない

もうこれは自分で大工さんを探すべきだと決意しました。

以下の方法で打診してみました。

  • 家仲間コムで募集
  • 先日来てもらった板金屋さんに紹介してもらう
  • ツクリンクに登録して募集

以下掘り下げます。

家仲間コムで募集

こちらは以前からよく利用しているサイトです。無料で利用できます。

以前は「床下点検口を付けて欲しい」とか「郵便ポストを付けて欲しい」とか依頼してました。

それでで、今回の依頼内容は

  • 木サッシをアルミサッシにして欲しい
  • 外れた軒樋を取り付けて欲しい
  • 傾いた床をジャッキアップして欲しい
  • 和室をフローリングにして欲しい
  • 崩落した洗面脱衣室の床を作って欲しい

などと書き、

最後に「材料費+人工代でお願いします」と書きましたところ、

誰からもお声がかかりませんでした😂

先日来てもらった板金屋さんに紹介してもらう

板金屋さんに横のつながりを聞いたところ、大工さんも知ってるという回答だったので紹介を依頼しましたが、

その後全く音沙汰がありませんでした。

やはり紹介だとすでに物件の状態を知らされるので、紹介された側も二の足を踏んでしまうのでしょうかね😭

再度打診しなかったのは次に紹介するツクリンクで見つかったからです。

ツクリンクに登録して募集

ツクリンクを一言で言うならば建設業界のマッチングサイトです。

一部有料機能があるサイトですが、今回のように大工さん一人を探すだけだったので無料の機能範囲でなんとかなりました。

連絡が取れた大工さんは物件所在地の隣の市の人でした。

自ら開拓した大工さんとの出会い

人工ではなく工事費一括の見積もりで

以前お願いした大工さんには「人工代+材料費」でやっていただけたのですが、

今回はそれだと受けられないということで、オーソドックスに見積金額に納得できたら発注という形になりました。

でも、結果論ではありますが、「人工代+材料費」とそれほど差はありませんでしたし、

むしろ空いた時間でいろいろ作業してくださったり、

見積もり外のタスクについてもやり方などをレクチャーしてくださったので、むしろ安く発注できたと思います!

工事内容

自力でやることにした工事やアルミサッシなど諦めた工事を除くと以下を外注しました。

  • 剥がれた軒天修繕(全部で5箇所)
  • 柱ジャッキアップで床の傾き修理
  • 浴室の溶けた土台と大引き・根太掛けと間柱の復活

上記にプラスして私の作業分の木材調達(根太・間柱など5万円分)を代わりにやっていただきました。

自分の車だと運べないのを不憫に思ってくださったようで、材料代だけでやっていただきました。

ちなみに上記内容で見積り金額が20万円、工事期間は5日。

上記の補修後の画像は以下。

リフォームが楽しくなった

大工さんが来てくださると楽しく会話しながら工事できるし、休憩中に相談もできたし、本当に良かったです。

お互いに異なるバックボーンだったので、大工工事の話だけでなく私のエンジニア業の話などもさせていただきました。

その後の工事がスムーズにできるようになった

大工さんからレクチャーを受けた以降の私は、和室床下地のやり直し、洗面脱衣室の床、床下点検口の設置などなど、

それまでなら必ず外注していたであろう作業も自分で考えて動けるようになりました。

そして作業スピードも上がりました。

DIYerとして一皮剥けたような気がします。

まとめ

  • ボロ戸建ては大工さんも逃げ出す!?
  • 外注先を自ら開拓するのは面倒だけどメリットは大きい
  • DIYerは発注した大工さんと一緒に作業することで一皮剥ける!

というわけで、大工さんと一緒に作業すると効率よく成長できるし、何より楽しいというお話でした。

遠方の物件だと馴染みの大工さんが来てくれないこともあると思います。

ここは思い切って自分で探されてはいかがでしょうか?

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